B /Sってなに?財務諸表の基礎を学ぼう!

新型コロナウイルスの影響で福岡県でも緊急事態宣言が出ました。
それをきっかけに、在宅勤務や休業などによって、福岡の街からも人の気配が少なくなり
ました。

このように景気が下がっている状況だと、気分も下がってしまいがちですが、このような
状況を前向きに捉えることも重要だと思います。

例えば、勉強しようと思っていたが忙しさにかまけて勉強ができていなかったことを、改
めて勉強するきっかけになるなど、なるべく前向きに考えていきましょう。

早速ですが、

B /Sとは何ですか?
B /Sを正確に読み解くことができますか?

会社経営をする上で、財務諸表を読み解く能力・知識は必須であり、財務諸表を読み解き
企業の客観的状況を数値として把握しておくことは、適切な経営判断をする上でもとても
大切です。

しかし、残念ながら、実際には、

「B /SとP /Lの違いが説明できない」
「自社の決算書をきちんと見たことがない」
「自社の財務状況を正確に説明できない」

という経営者の方は
意外に多いと感じます。

そこで、今回は、財務諸表の1つである「貸借対照表」の基礎中の基礎について簡潔に解
説いたします。

 

貸借対照表とは?

【ポイント1】

ある一時点での会社の姿を数字で表したものであり、ストックの概念と言われています。ある一時点とは、通常、企業の「決算日」を指し、貸借対照表を見る際には、「決算日」がいつかを確認することが大切です。つまり、決算日以後の財産の変動は、貸借対照表のみでは確認することができません。

【ポイント2 】

貸借対照表は3つの部分(資産、負債、純資産)から構成されており、資産の合計が負債と純資産の合計と常に一致しているため、絶えずバランスしているという意味で、英語ではバランスシート(B /S)と呼ばれています。

「資産」とは、会社がどういう形の財産を持っているかという「資金の運用形態」のことであり、現金、売掛金、商品、不動産、のれんといった会社の財産で構成されています。
「負債」は、資金の調達源泉の1つとして、買掛金、借入金、社債といった「株主以外からの資金の調達分」で構成されています。
「純資産」も資金の調達源泉の1つであり、「株主からの出資分(資本金、資本剰余金)」と、「創業からの事業活動の結果である利益の累積分(利益剰余金)」などの合計で構成されています。

【ポイント3】

「資産」は、流動資産と固定資産に分類されます。
そして、流動資産の固定資産の区別は、

・会社の本業である営業サイクルの中にある資産か否か(正常営業循環基準)
・決算日から1年以内に現金化される予定のある資産か否か(ワンイヤー・ルール)

によって判断されます。
ここで、重要なポイントは、業態によって、営業サイクルが異なるという点です。
例えば、自動車はどれに該当するでしょうか?

A:流動資産
B:有形固定資産
C:無形固定資産

正解は、A、もしくはBです。
つまり、自動車会社の 場合、自動車の製造 販 売が営業サイクルとなりますので、製品で→ある自動車は営業サイクルの中にある資産に当たりますので、流動資産となります。

他方、 建設 会社の 場合、社用車を所有 していても、自動車が本業の営業サイクルの中にないため、流動資産には当たらず、固定資産となります。

そのため、その企業の業種などによって、同じ資産であっても異なる 項目 に計上されている可能性がありますので、自社のB /Sを確認される際には、少なくとも、自社の業態での会計規則を把握しておくことが必要です。

その他にも、B /Sを正確に読み解くには、細かい知識まで必要な場合がありますので、今後のブログ等において、さらに詳しい解説を行う予定です!